株の相続税はいくらになる?
相続する財産に株が含まれていた場合、当然その株も相続税の課税対象となります。相続財産としての株の評価額を算出する場合、株価が基準となります。
株価は会社の業績や市場の思惑によって、日々変化します。
そのため、相続税申告をする際には、最新の株価で価額の算出を行うので、購入当時の株価とはまったく異なる場合もあるので注意が必要です。
株が相続財産に含まれる場合は、評価額を算出し、その他の相続財産と足し合わせ、そうしてできた相続財産の総額から負債や基礎控除などを減算することで、課税相続額が算出されます。
相続税率は、この課税相続額に応じて10%〜55%の割合で課せられます。課税相続額に相続税率を乗じたものが相続税となります。
そして、株の相続税計算は、上場株であるのか、非上場株であるのかで、扱いが異なります。
上場株は、公開されている株価を基準とするので、簡単に株価を確認できます。しかし、非上場株は情報が広く公開されていません。
そのため、株評価をする際には、会社の規模に応じて「大会社」、「中会社」、「小会社」に区分を行い、その上で規模に応じた評価を行います。
そして、決算書などの情報に基づいた経営状況の分析をおこない、株価の計算が行われます。
しかし、この株価の算出は、評価の判定がかなり複雑です。専門知識がなければ正確な評価額を算出するのは難しいので、税理士に依頼するべきです。
このように、株に関する相続には、評価額の面で難しいルールが多くあります。相続税には他にも難しいルールがたくさんあります。
荻窪、杉並区、中野区、世田谷区、武蔵野市で相続に関してお困りの際はぜひ丸山良尚税理士事務所にご相談ください。